なかなか開かない扉がやっと開いたのは、娘が亡くなってかなりの時間が経った時。
娘を想い沈んでしまうとき、これではいけないと娘の写真の前で頑張るからね、応援してね。
と、語りかけた。
娘がニコッとしたように感じとれた。
身体が軽くなり動きも活発になつてきた。
やっと新しい扉が開き、猫ちゃんにも笑顔がみせられるようになった。
わたくしの場合はこんな感じだった。
人それぞれパターンや時間は違う。
だが、ひとつだけ言えるのは、無理に新しい扉を開ける思考や行動は不用なのかもしれない。
時薬という言葉がある。
時が全てを洗いながし、幸せな思い出ばかりが浮かんでくる。
そして、その先が現れる。
それでよいのだと、それを受け入れればよいのだと
そう 想う。